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なぜ、歯を抜くの?

矯正において、抜くか、抜かないかは昔からの論点であります。
ここでは抜く(抜歯)がいけないと言うことではなく、抜かない(非抜歯)という事から考えてはと思います。おそらく抜く(抜歯)の場合、第一小臼歯を4本抜くことが多いと思います。
なぜ、ここが抜かれる(抜歯)対象か?簡単です。一番仕事をしていなそうだからです。果たしてそうでしょうか?
最近では盲腸ですら症状が重篤でなければ投薬で抑えておこう、わざわざ体にメスを入れる必要はない。そう考えられています。第一小臼歯は盲腸と違い、明らかに咬合(噛む事)に関しては必要であります。仰向け時の顎の安定を担っています。人間の体は必要ないのなら退化するのです。親知らず、盲腸ここは退化していません。だいいち、炎症も何も起こしていないのに抜く(抜歯)のです、感覚的におかしいと思いませんか?
虫歯や歯周病ならまだしも、何も悪くないのに、麻酔して、針刺して、器具を口に入れられ、出血させられるのです。それを四回も・・・

抜歯か非抜歯かの判断方法

抜歯の適応症について上述しましたが、抜歯すべきか否かの判断は単純ではありません。たとえば「顎骨と歯の大きさに不調和がありそれを治すために歯列弓の拡大に限界がある場合抜歯する」とされていますが、何をもって限界とするのでしょうか。抜歯か否かの判断基準は学会内でも結論をみたわけではありません。
これを判断するために幾つかの抜歯基準なるものが提唱されています。こうした基準の多くは口腔模型とセファロ分析からある数値を算出(内容は省略)し、一定値以上を抜歯それ以下を非抜歯としています。しかしながら歯列や顔貌といった形態学的問題は数値で割り切れるようなものではありません。当然ながらグレーゾーンもあります。

Tweedの抜歯基準

Tweedの抜歯基準は古くから用いられている方法の一つです。これもセファロ分析のある数値を用いて抜歯と非抜歯を線引きしていますので、上述の欠点を有しています。
Tweedは抜歯による矯正治療の目標として次の点を掲げています。

・顔面線の最良の均衡と調和
・治療後の咬合の安定性
・健康な口腔組織
・能率的な咀嚼機能

こうした点は抜歯非抜歯を決定するにあたり重要なポイントとなります。
これに加えて、患者さん自身の要望を聞いて抜歯の可否を決めていかなくてはなりません。

抜歯部位の選択

抜歯部位は矯正治療を行っていくうえで有利な歯を抜歯するというのは、あたりまえのことですが、その他に過剰歯や虫歯などにより予後に不安のある歯を抜歯する場合があります。抜歯の対象としてもっとも頻度が高い歯は第一小臼歯です。理由は下記によります。

(「歯科矯正学」葛西ら:医歯薬出版)


・咬合面の面積が小さく、抜歯しても咀嚼機能に影響しない。
・犬歯の遠心(後方)移動と前歯の再配列を円滑に進めることができる。
・審美的な障害を起こしにくい。
・第一小臼歯の抜歯による歴史は長く、過去に多くの成功例が示されている。

といったことが理由として挙げられます。その他に第二小臼歯、第一大臼歯、下顎切歯などが抜歯対象となる症例もあります。
高位犬歯(八重歯)があった場合、「その犬歯を抜いて下さい」とおっしゃる患者様が時々、いらっしゃいますが、犬歯の抜歯は通常行いません。理由は以下。

・犬歯は咀嚼機能上重要であること
・犬歯は口角部を支えており、審美的にも重要であること
・犬歯は歯根が長く、口の中で最も寿命が長い歯であること

抜歯による治療例

ここに示した症例はディスクレパンシー型の一般的症例です。上下第一小臼歯を抜歯して犬歯を後方移動させ、前歯部にスペースを確保して配列しています。
前歯部にスペースを確保して配列しています。

矯正治療における抜歯の現状

どの程度の頻度度で抜歯が行われるかといったデータはあまり多くはないのですが、比較的症例数が多い大学病院での調査結果を示します。下の表は日本大学松戸歯学部附属病院矯正科における症例別抜歯頻度を示します。

(矯正Year Book‘01:クインテッセンス出版)

要 因 症 状 咬合型 抜歯の頻度
ディスクレパンシー型 顎骨の大きさに比べて歯の大きさが大きい アングルI級 抜歯74%
上下顎の歯の大きさに不調和がある(矮小歯など) 抜歯26%
上下顎の歯の数に不調和がある(歯の先天欠如など)  
顎骨の前後的位置の不調和 上下顎前突
上顎前突
下顎前突
アングルU級div.1 抜歯89%
非抜歯11%
アングルU級div.2 抜歯81%
非抜歯19%
アングルV級
抜歯59%
非抜歯41%
顎骨の垂直的位置関係の不正 過蓋咬合
開咬
過蓋咬合 抜歯86%
非抜歯14%
開咬 抜歯85%
非抜歯15%
●予備知識(治療法と使用装置について)
名 称 使用方法 特 長 代表的な種類
ブラケットによる矯正 ワイヤーにて固定・移動   ・メタルブラケット
・審美的ブラケット
・リンガルブラケット
・セラミックブラケット
インプラント矯正 インプラント財を埋め込み、その上に人口歯を取り付ける 外見ではわからない  
床矯正
(しょうきょうせい)
顎を拡大する装置を口に入れ顎を広げる 費用は低めだが、 取り外した場合の効果はゼロ  
コルチコトミー
(皮質骨切除術)
基盤となる硬い骨(皮質骨)の内側にある軟らかい骨(海綿骨)にヒビを入れ、歯が動きやすい条件を作る    
外科的矯正 顎の手術と矯正治療を組み合わせて行う 顔のバランスや口元の形を整えやすい  
機器的矯正装置 マルチブラケット装置 固定式 セラミックブラケット
    メタルブラケット
拡大装置   クワドヘリックス
    ポーター
    バイヘリックス
  可撤式 拡大床
奥歯を奥に送る装置 固定式 GMD
    ベンデュラム
奥歯が手前にこないように止めておく装置 固定式 リンガルアーチ
    ホールディングアーチ
顎外固定装置 可撤式 ヘッドギア
    フェイシャルマスク
その他の装置 固定式 インプラント矯正
  可撤式 トゥースポジショナー
  可撤式 バイオネーター
機能的矯正装置   可撤式 バイオネーター
    フレンケル
  一部可撤式 リップバンパー
  可撤式 ジャンピングプレート
保定装置     ベッグタイプ

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